ここちよい小説

2005年6月22日 読書
ひさしぶりぶりに「ほぼ日」をのぞいてみました。

いろいろ時間がたっぷりないといかんなぁと思わせるような
読みでのあるコンテンツが目白押しでしたが、

保坂和志さんの新連載が始まってて、
今回は小島信夫さんについてのようで、
とってもうれし。

卒論も「抱擁家族」だったし。

そうよね、もう90歳か。

私が国立市に勤務してたら、
小島信夫さまのお宅に訪問に行けるのかしら。

あ、でも介護保険なんて使ってないわよね。

そうだよね、小島信夫や保坂和志のような小説を書くには、
脳の全部分をまんべんなく使うだろうね。

人間の営みというか、日常の中の事件とか、
感情や思考が、脳内で駆け巡るままの姿で、
リアルに伝わってきて、
読んでいて心地よくって、好き。

とっつきにくいという人もいるかもだけど、
もっと評価されてもいいのにな。



ISBN:4061960083 文庫 小島 信夫 講談社 1988/02 ¥1,155 大学講師の夫は、家政婦の口から、自宅に遊びに来るアメリカ兵と妻とが情事を重ねているとの事実を聞き、ひどく動揺する。彼は、なんとか妻との関係を回復させようと、突然子供たちと家の雑巾がけを始めてみたり、米兵にわざと居丈高な態度で振る舞ってみたりするが、どれも滑稽(こっけい)でみじめなものとしかならない。世田谷に家を新…

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